2011年8月9日火曜日

【プロのプロが教える洋蘭の育て方】意外に知らない「洋蘭の夏場の水やりの仕方」!

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▲タイの洋ランバンダ! 子供の上半身もある巨大な洋ランの花!
【プロのプロが教える洋蘭の育て方】意外に知らない「洋蘭の夏場の水やりの仕方」!

洋蘭は一般に小さめの鉢に植えるように書物では書かれています。
従って洋蘭の鉢を見るとミズゴケ等が盛り上がって植え込みされているのを良く観る。
これでは水やりしても水は外へ弾き飛ばされは鉢内には水が入っていない。
それと如雨露でほんの数秒の水やりです。
自然の雨は、降れば30分、長いときは丸一日間も振り続けています。
一般に水やりの仕方を観ていると、鉢の表面だけが濡れている程度が多い。

水やりとは・・・・・
●水やりすることで、鉢内の老廃物等を洗い落とすようにしなければならない。
●鉢内に新鮮な酸素を吸い込ませて消毒して衛生的に鉢内を保つ。
●最後は鉢内に伸びた根全体に水分が行き届いていなければならない。

上記3か条が満足された水やりでないと鉢内が腐りが発せし根が腐ってしまい、水やりしているのに根が無いので水を吸収できなくなって株は衰弱してしまいます。

蘭栽培の名人の鉢を観ると真っ白な蘭の根が鉢いっぱいに回り外へも溢れ出ています。
反対に下手な育て方をした株を観ると、株がぐらぐらと揺れは鉢内に根が無いのが良く判る。

洋蘭教室で良く質問があるのは、水やりのタイミングが判らない?
●ミズゴケ植えの鉢は、先ず、素焼鉢の外面の青苔をタワシで綺麗に荒い、素焼の表面が観えるようにしておきます。たっぷり水やりすると素焼鉢の外面が水っぽくなりますが、乾燥してくると、上部は素焼色、株が水っぽくなってきます。全ては素焼色になり、3日間ほどしてからたっぷりと水やりします。これだと洋蘭の真っ白な根がいっぱいは鉢内に伸びてきます。

●ミズゴケ以外で植え込んだ鉢は水をたっぷり吸い込んだ時と、水が無くなった時の鉢の重さを覚えておき、軽くなったらたっぷりみずやりします。

一番悪い水やりは、晴れでも雨でもジョウロで3秒ほど毎日水やりする方法です。

 洋蘭の夏場の水やりの方法!
夏場は温室から出し、野外で雨に打たせながら栽培しないと豪華な花は咲きません。
水やりはホースの先を絞って強水で株全体を洗うように水やりします。根も同様な水やりをして、常に真っ白な根であること、青ゴケがいっぱいでは生育しません。

2週間に一度はバケツに水を張り、液肥も適量溶かしこんでおきます。
洋蘭の鉢全体を3分間ほど漬けておきます。
たっぷり水を吸収したら、鉢を上げ、鉢底から水を排水させます。これを3~4回繰り返します。これで上記の水やり2項目は満足できます。
同時に均等に肥料分の吸収も同時にできます。

 水やりのコツ・・・
水を与える時はたっぷり、たっぷりと与える。
与えた後は十分に乾き、根が水を欲しがるのをやや我慢させることで、根は水を求めて伸張します。そう言う気持ちで水やりすると株は元気に育ち、豪華な花を咲かせます!

年に2~3回も咲き、植替え要らず、土もミズゴケも使わない!
こんな無精者には打って付けの洋蘭があります。
花はカトレアを勝り、品種数も多くある「バンダ属交配種」をご存知ですか?

  ・・・こんな綺麗な洋蘭有ったのかと驚かれますよ!

洋蘭の栽培法、究極の肥料の造り方などのご質問・・・